ロウリュウって何?サウナ入門。
女性と話していてよくあること。
私が「サウナ好き?」と聞くと、
「苦手!だってヒリヒリして息苦しいんだもん!」と首を激しく左右に振って全否定。
そんな時、「そっかぁ、だよね!」と作り笑いしつつ、私はいつも心の中でひとり思うのでした。
「ロウリュウやってみ・・・」
そう、ロウリュウとは、苦手だと思っていたサウナが一転して大好きになってしまうほど、それは気持ちの良いものなのです。
そのロウリュウとは?
「ロウリュウ」は「Löyly」というフィンランド語(口を少しすぼめて発音します)。ドイツ語では「アウフグース」。熱したサウナストーンに水を掛けて、蒸気を発生させることを言います。
通常、日本でのドライサウナの温度は90度~100度。まさに灼熱です!わたしは、この刺激強め系も大好きですが(笑)。
一方、ロウリュウに適した温度は、70度~80度程度。温度は低いながらも、蒸気を発生させることで体感温度を高め、より発汗を促すものなのです。
肌に優しい心地よい温度、体中を包み込む穏やかな蒸気、まろやかな肌あたりの柔らかい空気。
そして少し暗めのサウナルームの中で、サウナストーンに水をひとすくい掛けた時の
「ジュゥ・・・・」という音だけが聞こえる、これはまさに究極のリラクゼーション・・・
いや、至福!
これぞサウナの醍醐味とも言えます。
わたしはいつも、ロウリュウのあるサウナルームの中で、何を考えるか。
それは、「無」 です。
わたしは、朝起きてから寝るまで、ぼーっとしている時も、下手すると寝ている間も、終始頭の中で何か考えているという損な性分なので、
常に脳疲労がたまっている状態、何もしていなくてもなんとなく疲れてしまったり、集中力が持続できなかったりということが多いのですが
ほの暗いサウナ室の中で、ジュゥ・・・というロウリュウの音に耳を澄ませていいると、自然とその音のみに意識が向き、自分がとても穏やかな状態になるのがわかります。
過去のことにくよくよしたり、先のことを何かと心配したり。そんなことがどうでもよくなってくるというか(笑)
マインドフルネスと同じような状態とも言えるかもしれません。
サウナ後は、どんよりしていた頭がすっきり、「よし!がんばるぞ!」と。
何というか、切替のスイッチが上手にオンオフできるのが実感できます。
ロウリュウのお作法
その素晴らしさを挙げたらきりがないので、
今日は入門編ということで、ロウリュウのお作法をご紹介します。
ロウリュウとは冒頭でもお伝えしたとおり、サウナストーブに乗っているサウナストーンに水を掛けて蒸気を発生させること。
セルフロウリュウとオートロウリュウというものがあり、前者は文字通り自分で水を掛ける方法、後者は商業施設などで10分~15分に一度、自動で水を掛ける仕組みになっている方法です。
北欧のサウナは、どこでもセルフロウリュウが基本。
サウナ室に入ると、必ず水の入ったバケツとそれをすくうための柄杓が置いてあります。
サウナ室には、自分の他にも必ず他の方がいますので、
まず、ロウリュウをする前にひと言
「いいですか?」と声を掛けるのがマナー。
それで「ダメ」と言ってくる人を未だかつて見たことはありません(笑)。
そして、レードル(柄杓)で水をひとすくい、ゆっくりとサウナストーンの上に回しかけます。
ゆっくりと、味わうように掛けるのがポイント。
ここであのジュゥ・・・という静かな音とともに、柔らかな熱気が体中を包み込む至福の瞬間が訪れますので、
それを存分に堪能します。
ひとによっては、ひとすくいだけでなく2回も3回も掛けますが、それはお好みで。
水のかけすぎは注意。
一度に大量の水を掛けてしまうと、石の温度が急激に下がり、サウナルームの温度も下がってしまいます。
時々勢い余ってタオルを振り回し、熱波師と化す方もいらっしゃいますが、それも場の雰囲気とノリが良ければ、歓迎される場合もあります(笑)。
北欧では、同じサウナルームの中で、お互いに声を掛け、コミュニケーションを取りながら和気あいあいと楽しむことで、距離感がぐっと近くなるという、とても素敵な文化があるんですよ!
日本でセルフロウリュウの出来るサウナ
こんな素晴らしいロウリュウですが、日本では安全面を考慮してか
セルフロウリュウを楽しめる施設は、まだほとんど無いのが
現状です。(特に女性用は少ない)
その中でも、AVANTOはお勧めする都内のサウナは、スパラクーアのフィンランドサウナ「ヤルヴィ」。
ここは、サウナルームのほの暗さといい、ストーブとベンチの高さ関係、サウナストーブの大きさといい、天井の低さといい、これぞフィンランドスタイル、もう最高!
ロウリュウのジュゥ・・・という音とともに、東京ドームシティの超絶叫コースター、サンダードルフィンの”ゴーーー!!キャーーー!!”という音が
遠くに聞こえるのもまたオツ(笑)。
都内でセルフロウリュウが出来る施設は、他には恵比寿のドシー(男女とも)。男性専用では、池袋のかるまる、上野の北欧、中野のマルシンスパ等々。やはり男性専用が多いですが、依然数は少なく、フィンランドでは当たり前のロウリュウも、日本ではとても貴重な体験です。
ロウリュウを毎日、しかも独り占めできるのがtyloheloのサウナ
tyloheloのサウナヒーターは、すべてセルフロウリュウOK!
誰にも気兼ねなく、しかも毎日ロウリュウ出来るなんて、贅沢ですよね。
AVANTOでは、スウェーデンのサウナメーカー”tylohelo”のセミオーダータイプ「Harmony」や既製品タイプの
「impression sauna」など、
本場北欧のサウナを日常で味わうことのできる、簡単設置・本格的なサウナルームをご用意しております。
https://avanto.jp/tylohelo/
しかも、厚手のサウナマット(お尻の下に敷くもの)をお使いいただければ、ほとんど清掃も要らない優れもの!どうです!みなさん、すごいでしょう!(笑)
フィンランドでは、ホテルの客室にサウナがあったり、サウナのある家庭も多く、日本人が毎日お風呂に入るように
サウナを楽しんでいます。
お風呂以上の気持ちよさと沢山のベネフィットいっぱいのサウナを、是非ご家庭で楽しんでみませんか?
一日の始まりに、一日の終わりに、あなただけのサウナを。
スチームサウナ、ドライサウナなど商品のお問い合わせは、03-6228-0917 またはhello@avanto.jp まで。
お気軽にお問い合わせください。